ドラム式洗濯機VS縦型洗濯機:どちらがおすすめか

家電

小さい頃から我が家は縦型洗濯機でしたが、いつの間にか周囲で主流になりつつあるドラム式洗濯機。
なんとなく新時代的でカッコいい感じがするけど、洗浄力が弱いとの声もよく聞く。

次もし買い替えるときは、どちらを選んだらよいのだろう…。気になる!

ということで今回は洗濯機のドラム式と縦型式について比較してみました!

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の特徴

そもそもドラム式と縦型って見た目以外に何が違うの?
この章ではそれぞれの洗濯機の特徴を調べてみました!

ドラム式洗濯機

ドラムが横向きに配置され、衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」を行います。この方法は衣類へのダメージが少なく、節水効果が高いのが特徴です。また、乾燥機能が優れており、ヒートポンプ方式を採用しているモデルが多いため、電気代を抑えながら効率的に乾燥できます。

縦型洗濯機

ドラムが縦向きに配置され、水を多く使って衣類をかき回す「もみ洗い」を行います。この方法は泥汚れや皮脂汚れをしっかり落とすことができます。価格が比較的手頃で、コンパクトなサイズが多いため、設置スペースが限られている家庭にも適しています。

ラボゴリ君
ラボゴリ君

たたき洗いのドラム式。もみ洗いの縦型ということね。
タイプによって節水効果やサイズも違ったりするんだね。

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の歴史

そういえばドラム式っていつから普及してきたんだろ?
洗濯機の歴史について少し調べてみました!

初期の洗濯機

最初の洗濯機は、1782年にヘンリー・シジガーによって特許が取得された回転ドラム式のものでした。その後、1851年にはアメリカのジェームス・キングがドラムを使用した洗濯機を特許取得し、これが現代の洗濯機の基礎となりました。

縦型洗濯機の普及

日本では、昭和中期から電動式の洗濯機が普及し始め、特に縦型洗濯機が一般的になりました。昭和30年代から40年代には、一槽式洗濯機が登場し、洗濯物と洗剤を入れてスイッチを入れるだけで自動で洗濯ができるようになりました。この時期、洗濯機は家庭の必需品となり、ほとんどの家庭で使用されるようになりました。

ドラム式洗濯機の登場と普及

一方、ドラム式洗濯機は欧米で早くから普及し、特にその節水性や乾燥機能の高さから注目を集めています。日本でも2003年にパナソニックが業界初の斜めドラム洗濯乾燥機を発売し、以降その人気が高まっています。ドラム式洗濯機は、少量の水で効率的に洗濯できるため、環境への配慮からも支持されています。

ラボゴリ君
ラボゴリ君

そういや小さい頃ばあちゃんの家にあったのは二層式洗濯機だったなぁ。
蓋が開いてても普通に脱水動いていたし、かなりバイオレンス!

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の強み・弱み・課題

洗濯機市場では、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のそれぞれに独自の強みと弱みがありました。
以下に、両者の特徴を詳しく解説します!

ドラム式洗濯機の強み

  • 節水・省エネ性能: ドラム式洗濯機は、少ない水量で洗濯を行うため、節水効果が高く、電気代も抑えられます。洗濯槽が横向きに設置されているため、少ない水で効率的に洗浄が可能です。
  • 衣類への優しさ: たたき洗いの方式により、衣類が持ち上げられて落ちるため、摩擦が少なく、衣類の傷みを抑えることができます。特にデリケートな素材に対して優しい洗浄が可能です。

ドラム式洗濯機の弱み

  • 価格が高め: ドラム式洗濯機は、一般的に初期費用が高く、特に高機能モデルは価格がさらに上昇します。これが購入のハードルとなることがあります。
  • 設置スペースの制約: 本体が大きく、前面の扉を開けるためのスペースも必要です。狭い住宅では設置が難しい場合があります。

縦型洗濯機の強み

  • 高い洗浄力: 縦型洗濯機は、たっぷりの水を使用して衣類をかくはんするため、泥汚れや皮脂汚れをしっかりと落とすことができます。特に固形汚れに対して強い洗浄力を発揮します。
  • 手頃な価格: 縦型洗濯機は、ドラム式に比べて初期費用が抑えられるため、コストパフォーマンスが良いとされています。
  • コンパクトな設置: 縦型洗濯機は、スリムなデザインが多く、狭いスペースにも設置しやすいという利点があります。

縦型洗濯機の弱み

  • 水使用量が多い: 縦型洗濯機は、ドラム式に比べて水を多く使用するため、水道代がかさむ可能性があります。
  • 乾燥機能が劣る: 乾燥機能付きモデルも存在しますが、ドラム式洗濯機の乾燥機能に比べて効率が劣るため、乾燥の仕上がりが不十分になることがあります。
ラボゴリ君
ラボゴリ君

ドラム式は省エネと乾燥機能が強み。縦型は洗浄力とスリム構造なのが強みだね。

具体的な製品例の紹介

それぞれの機器の強みと弱みが分かったところで売れ筋商品をピックアップして比較してみよう!

ドラム式洗濯機『NA-LX127CL-W』

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX127CL-W」は、洗濯容量12kg、乾燥容量6kgを持つ高性能な家電製品です。このモデルは、特に共働き家庭に適した機能を備えており、効率的な家事をサポートします。

主な特徴

  • 自動投入機能: 洗剤や柔軟剤を自動で計量・投入する「トリプル自動投入」機能を搭載しており、手間を省きます。酸素系液体漂白剤にも対応しており、使い勝手が向上しています。
  • 省エネ性能: 年間消費電力量は190kWhで、年間の電気代は約5,700円と非常に経済的です。一般的な洗濯機と比較しても、約3,300円の電気代の節約が期待できます。
  • 乾燥方式: ヒートポンプ式を採用しており、約65℃の低温風で衣類を優しく乾燥させるため、衣類の傷みや縮みを抑えることができます。
  • スマホ連携: 「スマホで洗濯」アプリを利用することで、遠隔操作や洗濯状況の確認が可能です。

全自動洗濯機『NA-FA10K3』

パナソニックの全自動洗濯機「NA-FA10K3」は、10kgの洗濯容量を持つ縦型モデルで、特に忙しい家庭に適した機能が充実しています。この洗濯機は、効率的な洗濯をサポートするための多くの先進的な機能を搭載しています。

主な特徴

  • 自動投入機能: 洗剤や柔軟剤を自動で計量・投入する「自動投入」機能を搭載しており、手間を省きます。これにより、毎回の洗濯での計量の手間がなくなります。
  • スゴ落ち泡洗浄: 泡の力とパワフルな立体水流を利用して、しっかりとした洗浄力を発揮します。これにより、衣類の汚れを効果的に落とすことができます。
  • 次亜除菌コース: 洗濯物だけでなく、洗濯槽も同時に除菌できる機能を備えており、衛生面でも安心です。
  • 時短コース: 忙しい朝に便利な「時短コース」を搭載しており、家族3人分の洗濯物を約24分で洗うことが可能です。

製品比較表

項目NA-LX127CL-W (ドラム式)NA-FA10K3-N (縦型)
洗濯・脱水容量12kg10kg
乾燥容量6kg槽・風乾燥:化繊2kg
標準使用水量(定格洗濯時)約83L約110L
標準使用水量(定格洗濯乾燥時)約55L
消費電力(電動機)約270W約385W
消費電力(電熱装置)約1000W
消費電力量(定格洗濯時)約68Wh約60Wh
消費電力量(定格洗濯乾燥時)約890Wh(標準)
約620Wh(省エネ)
目安時間(定格洗濯時)約32分約37分
目安時間(定格洗濯乾燥時)約98分(標準)
約165分(省エネ)
運転音洗濯時:約32dB
脱水時:約41dB
乾燥時:約46dB
洗濯時:約32dB
脱水時:約39dB
洗浄方式高浸透バブルシャワー、温水機能スゴ落ち泡洗浄・パワフル立体水流
乾燥方式ヒートポンプ方式槽・風乾燥
自動投入機能液体合成洗剤、柔軟剤、おしゃれ着洗剤/酸素系漂白剤液体洗剤・柔軟剤
スマホ連携
本体寸法(幅×高さ×奥行)604×1011×722mm599×1071×635mm
本体質量約82kg約44kg
価格約240,000円~(税込)約104,000円~(税込)
ラボゴリ君
ラボゴリ君

最近の新製品は自動投入、スマホ連携は当たり前にあるんだね。
性能を見るとドラム式にしたいけど価格が2倍近くするとなると悩んじゃうなぁ。

それぞれの製品が向いている人

製品の性能が分かったところで、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機がどのような人に適しているのか考えてみました!

ドラム式洗濯機が向いている人

  • 共働き世帯:洗濯・乾燥を一気に終わらせたい人。家事の時短を重視する人。
  • マンション住まいの人:ベランダが狭く、洗濯物を室内で乾燥させる必要がある人。
  • 電気代・水道代を抑えたい人:長期的に考えて節水・省エネ性能を重視する人。
  • 衣類を大切に扱いたい人:ドラム式の「たたき洗い」は衣類へのダメージが少ないため、長持ちさせたい人に向いている。

縦型洗濯機が向いている人

  • 一人暮らし・学生:価格が安く、手軽に購入できる洗濯機を求める人。
  • 家族で使う人:泥汚れや食べこぼしなどをしっかり洗いたい子育て世帯。
  • スペースが限られている人:洗濯機の上に収納スペースを作りたい人。
  • 天日干し派の人:乾燥機能をあまり使わず、外で干す習慣がある人。

まとめ

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機、どちらが優れているかはライフスタイルによって異なる。

  • 時短・乾燥機能・節水を重視するならドラム式洗濯機が適している。
  • コスト・洗浄力・省スペース性を重視するなら縦型洗濯機が適している。

購入を検討する際には、ランニングコスト(電気代・水道代)、設置スペース、使用頻度、家族構成などを考慮することが重要ですね!

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